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読書備忘録です。

JK、インドで常識ぶっ壊される/熊谷はるか

親の転勤に伴い、インドで暮らすことになった女子高校生が考えたこと。

思ったよりずっとしっかりした文章で感心させられる。

潜在的差別意識固定観念についての気づき、貧富の差に直面しての罪悪感、貧しい子供達の持つ上向きの力=希望についての気づき、自分にできる「一滴」に力を注ごうという決意。そして結局何も「変えられなかった」という悔しさとともに、変える方法を探すという決意を持って帰国する。

優等生の作文みたいで鼻白む向きもありそうな気がするが、それもまた若さの現れ、いずれにしてもこれからを応援したくなる。

若い頃の旅、異文化体験は大事。