HONMEMO

読書備忘録です。

夜と霧の隅で/北杜夫

北杜夫は中高時代の青春の書。

ほとんど覚えていないのだが、冒頭に置かれた「岩尾根にて」の蝿のたかる死体と自己が分裂する幻想など、ところどころ、ああそうだったとよみがえる。「夜と霧」を読んだついでにと借り出したのだが、表題作は全く覚えていなかった、というか、「海と毒薬」と混線していた(恥)。