日本の報道は、学生運動や市民運動の歴史的な流れの中で、当事者性を忘れて、マイノリティに憑依することによって、神の視点*1から批評を行うようになったと。市民運動及びその報道に、なんとはなしのいかがわしさを感じるのは、そんなところにもあるのかもしれない。
小田実、本多勝一はまあ知っている(読んだことはない)、太田竜、津村喬という人は初めて知った。影響を受けたと記されている小熊英二の「1968」はいずれ読みたいと思っている本。
- 作者: 佐々木 俊尚
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2012/03/16
- メディア: 新書
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*1:無謬したがって批判を許さない。