人気作家伊坂幸太郎のデビュー作。ラッシュライフとこれの2作しか読んでいないが、本書の方がいい。
支倉常長であるとかリョコウバト*1なんかのもつ不思議な魅力をうまく使っているなあと思う。でも何かもの足りない感じがする。これまでに上梓されている他の作品は、まあもうしばらくしてから読めばいいかなという感じ。
いずれ大化けしてものすごい作品を生み出すのではないかという期待感もあるのだけれど。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/11/28
- メディア: 文庫
- 購入: 21人 クリック: 154回
- この商品を含むブログ (842件) を見る
105円@BO
*1:リョコウバトは、稲見一良「ダック・コール」の中の短編でも印象的に使われている。