何かで薦めているのが記憶にあって。本書が書かれた30年近く前、1980年頃というと、ジャパン・アズ・ナンバーワンなどと言われた時代で、矛盾を抱えつつも基本的には自信に満ちた時代だったろう。日本の経済力に対する批判に、コピーではない、日本の文化(幕の内弁当の美学)に根差したものなんだと一生懸命反論しているという感じでもある。
幕の内弁当そのものの美質はまあそのとおりいろいろあれど、これを商品やらに敷衍するところはツッコミどころ満載ではあるな。
- 作者: 栄久庵憲司
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2000/01
- メディア: 文庫
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105円@BO